百折不撓

データ系の新米エンジニアとして戦闘中。

雑感

 yahoo japanでベルギーの40歳の方が、安楽死したとのニュースを読んだ。ご冥福をお祈りします。
 ベルギーでは、医師の許可のもとで安楽死が法律で認められているとの事。この方はパラリンピック金メダリストだが、現状治療が無理だとされている進行性のご病気で、足に耐えられない程の痛みや発作などが出て、多量の鎮痛剤やモルヒネなどの投薬が必要だったとの事。痛みから泣き叫ぶこともあると、2年ほど前のインタビューで仰っていた。
 自分の場合アトピーが酷い時は、お風呂で泣いたり、布団の中で必死に耐えて冷静になろうと深呼吸したりする事はあったけれど、これは彼女程の苦しみじゃ決してない。そもそも、僕よりも辛い、入院しないといけない程のアトピーの方がいることも知っている。でも、痛くて眠れないって辛いってのはほんの少しだけ分かる。
 もちろん痛みが辛いから死を選んだって訳では決してないだろうし、医師もこの理由で安楽死を許可した訳ではないと思われる。

Asked about the fact she had signed euthanasia papers, after the Rio Paralympics she told the BBC: "It gives a feeling of rest to people. I know when it's enough for me, I have those papers.

 彼女は、十二分に生きたのだと思われる。

 これからも生きていく人間にとっては誰かが死ぬってのは、悲しかったり、寂しかったり、辛かったり、マイナスの感情しか生まない様に思っていたけれど、それだけでもないんじゃないかなと少し思った。それが何なのか言語化できないのが今の僕の限界である。

ベルギーの車いすパラリンピック選手、40歳で安楽死(BBC News) - Yahoo!ニュース
Marieke Vervoort: Paralympian ends life through euthanasia at age of 40 - BBC Sport