百折不撓

データ系の新米エンジニアとして戦闘中。

おお!友よ!!

 この時期は高校入試、大学入試、もっと言えば幼稚園、小学校、中学校と入試シーズン。そんな入試の中でも大学院入試だけは、たぶんどの分野もこの時期じゃないと思われる。
 僕の大学院入試では、物理、英語、(院によって数学)が確か入試科目でペーパーを通ると、モンスター達教授陣相手に面接。今にして思うと、よく通ったなと言う感じ。面接では、「君の言っているここの部分ってどうなっているの?」と言った内容の質問が飛んできて、これはまずい。けど、なんか言わなきゃと、その場でこうなっているのじゃなかろうかと思いついたことを述べたのが、自分の限界であった。けれど、速攻で「それだとこっちの検出器も反応しちゃうからおかしいよね」って突っ込まれて、ぐぬぬってなってから後は助け舟を出してもらった記憶がある。
 面接前の筆記試験については、試験勉強としてやっていたのは物理と数学だけであった(ほぼ物理)。英語に関しては、残念ながら試験勉強はしなかった。その代わりに、文通相手を作った。英語を名目に下心しかなかったので、基本的に女の人を探していたのだけれど、一人だけ男の人と文通していた。最終的に、本名じゃなくてあだ名で呼ぶくらいに仲良くなって、英語の勉強もさせてもらった(ここでの”英語の勉強も”の”も”は、仲良くなって、かつその上”英語の勉強も”と言う意味。下心と英語の並列関係ではない)。と言っても、難しい話は全くしていなくて、ただただ文通(アニメなどの世間話)して、たまにこういう文章って英語圏の人にも通じるの?と質問していた。大概、「なんか変な感じするけど、分かるよ。平気。安心しろ。」となる。一度だけ、"I live in Tokyo."といった文章を"live in Tokyo I"とか、"live I Tokyo in"みたく言っても通じるか聞いたことがあるが、彼はいつでも「大丈夫」と言ってくれた。謝謝。お返しに、彼はアニメとか日本文化が好きだったので、日本語を教えたりもしていた。
 そんな彼とどのくらいだろう。6~7年間連絡を取っていなかったのだが、先日、facebook上で彼のtimelineに返信をしてみた。こういう時僕は弱い人間なので、「覚えているかなぁ。いきなり冗談とか言ったら引かれるかなぁ」とうじうじしてしまう。しかし、まぁ、とにかく、返信してみた。
 ・・・覚えてくれているものですね。けど、"Of course. I remember."。この一言がどれだけ嬉しかったか。きっと、僕のように弱い人間にしか分からないだろう。この気持ちは誰にも分からない。誰にも。
 友達っていいですねって話。