百折不撓

データ系の新米エンジニアとして戦闘中。

金と酒と女

 高校生の頃1年生から3年生の夏までハンドボールをやっていた。部活にどっぷりの高校生活だったかと言うと、そうでもない。1年の冬に当時の顧問の方針に納得できなくなり、限界が来た時に自分を含めて3人で辞めた。その後、もともと3人とも小・中学校でサッカーをやっていた経験もあり、フットサルを始めた。活動場所は空いている時間にグランドを使わせてもらおうとしたら邪険にされ(軽くあしらわれ、他の教員には鼻で笑われた記憶がある)、どうにも出来ないので、公園でやるかなどの意見も出たが、最終的に自治体が開いていたフットサル教室に3人で通って活動とする事に自然と落ち着いた。それが3人から4人、5人と部活に入らずにいた人間が仲間になっていった。
 とても楽しかったが、ハンドボールを嫌いになって部活を辞めたわけではなかった。また僕が辞めた後、顧問が変わったのもあって、自分の中でボールを蹴るより投げたい気持ちが少しずつ大きくなっていった。
 正確な日付は覚えていないが、高校2年生の夏休みの最後の週だったと思う。もともとフットサルを始めた3人でその内の1人の家に泊まった。部活を辞めたのも自分が言い出しっぺで、とても言い辛かったので顔を合わせているにもかかわらず、携帯電話の画面を見せて伝えたのを記憶している。「うん。まぁ、いいんじゃない?」とこちらの意とは裏腹に気の抜けた返事が返ってきたのも記憶している。
 まぁ、かくしてハンドボール部に戻り、引退まではボールを投げる事に勤しんだ。今思えば、その時から勉強と向き合っておきたかったが、已む無し。

 そんな考える事も考える手段も無い、明日の事なんか何一つ考えていない時代を過ごした友人のうちの1人と昨日5年ぶり(?)に会った。台風の中、居酒屋に昼からこもって6〜7時間、やった事と言えば、金と酒と女の話と人を馬鹿にするばかりだ。ゴミ糞なのは変わっていないのかもしれない。